演劇集団 円
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作=土田英生 演出=内藤裕子
ステージ円  4月20日[金]→5月2日[水]
出演=平栗あつみ 谷川清美 朴璐美 佐藤銀平 吉田久美 池亀未紘
                                           ほか
円に書き下ろした「初夜と蓮根」以来、3年ぶりとなる土田英生さんの新作は“おっぱい”です。三姉妹で経営するランジェリーメーカーを舞台に、やり手のワンマン女社長<次女>、そのやり方に反旗を翻そうと企む妹<三女>との下克上。噂好きの社員たちも手伝って、状況もややこしくなっていく。そして、社内でまったく影の薄かった<長女>がついに・・・姉妹、家族だからこそ言えることだって、言えないことだってあるのです。で、“おっぱい”の話はというと・・・ヒミツです。
作=ベルトルト・ブレヒト 演出=森新太郎
シアタートラム 7月6日[金]→7月15日[日]
 
出演=野村昇史 柏木隆太 大谷朗 小川隆市 中平良夫
廣田行生 山崎健二 伊藤昌一 青山伊津美 田原正治 吉見一豊
石井英明 石原由宇 戎哲史 ハゼヤマ俊介
高林由紀子 福井裕子 高橋理恵子 佐藤芳江 ほか

ガリレオ・ガリレイは、望遠鏡を使っての天体観察をはじめ、数々の輝かしい仕事をなしとげ、恵まれた環境で研究を続けていました。しかし、カソリック教会は神の教えに叛くコペルニクスの地動説を支持した彼を宗教裁判にかけ有罪にしたため、彼は幽閉を強いられました。判決が下った時、ガリレオは「それでも地球は動いている」とつぶやいたと伝えられていますが、果たして、その実像はいかなるものであったか。科学者の屈服と苦悩に迫ります。
ブレヒトが原子爆弾の開発が伝えられている1939年に書下ろしましたが、1945年広島・長崎への原爆投下を受けて、急遽改筆を加えました。新しいエネルギーが開発された時、誰がどう使うのか、科学の発展と時代と社会を鋭く問う作品です。
作=アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ  台本・演出=佐久間崇
ステージ円 10月16日[火]→28日[日]
出演=大竹周作 松原ひろの 細越みちこ 山根舞 千葉三春 宋英徳
     井上倫宏 渡辺穣 石井英明 平野潤也 千葉勇佑 ハゼヤマ俊介
     杉浦慶子 丸岡奨詞 柳川慶子

 『三人姉妹』の初演は1901年だから、初演から111年がたった。1という数字が3つ並んだ形を眺めていると、オリガ、マーシャ、イリーナの姉妹が並んで立っている姿を連想してしまう。登場人物達は200年後や300年後の生活について熱心に語るが、現代の世界はチェーホフが予測したよりもはるかに変化した。20世紀を迎えようとしていた彼女達は、はたして不安と絶望に立ちすくんでいたのか、あるいは希望と決意をこめて立ちあがろうとしていたのか、その選択はむしろ今日を生きる私達にあるのだろう。

   
魔女とたまごとお月様
作=別役実  演出=國峰眞 
シアターX(カイ)  12月19日[水]→27日[木] クリスマスの頃
出演=未定
主役はすっごい魔女です。歳は何百歳かわからない。友達はなし、ひとりもなし。ところが、ある日、友達ができたのです・・・
「不思議の国のアリス」「赤ずきんちゃん」など、誰にも知られている古典童話を題材に数々の名作を生んだ別役実さんが、現代の海外童話に触発され新しい作品を書下ろします。人と人の繋がりが希薄になっている現代社会にも、手を伸ばせば触れることのできる仲間がいる。それが、かけがえのない生きる力になることを、孤独で意地っ張りの魔女と小さな友達が気づかせてくれます。久しぶりの別役実さんの書き下ろしにご期待ください。