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岸田今日子記念 円こどもステージ№43
《不思議の国のアリス》の帽子屋さんのお茶の会 |
作=別役実 演出=小森美巳 |
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シアターX 7月27日[日]→8月3日[日] |
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出演=高林由紀子、青山伊津美、石田登星、上野直美、
上杉陽一、吉見一豊、石原由宇、原田大輔、清水一雅子、吉村守名
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森の中。大きなテーブルといす。不思議の国の不思議の森で、《帽子屋》がお茶の会を開こうとしている。《通訳》を連れた《アリス》、東の国からの《使者》、お茶の会を手伝っている《三月兎》と《チシャ猫》、本物かどうかわからない《公爵夫人》、眠ったままの《眠りねずみ》、市から追い出された《市長》、魔法が使えなくなった《魔法使い》が集まってくる。奇妙なお茶の会が奇妙に開始され、東の国からの《使者》が、東の国の文化「ジャン・ケン・ポン」を伝えようとする。彼は果たして、不思議の国に「ジャン・ケン・ポン」を伝えることができるだろうか・・・・
別役実さんが円・こどもステージのために1984年に書いた最初の児童劇作品です。企画者・岸田今日子の熱意と作者への信頼、子ども達の歓声は、別役実さんの数多ある作品の大きな部分を占める児童劇のスタートとなりました。
円の財産的演目です。初演から変わらないオリジナルの童話遊びの世界をどうぞお楽しみください。
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2000年公演舞台より
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風のやむとき(仮題) 内藤裕子書き下ろし! |
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作・演出=内藤裕子 |
吉祥寺シアター 9月27日[土]→10月5日[日] |
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出演=高林由紀子、上杉陽一、石井英明、瑞木健太郎、近松孝丞、
大谷優衣、和田慶史朗、中野風音、中田翔真、ほか
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俳優、演出家、文筆家であり、演劇集団円の創立者でもある芥川比呂志。1978年、病をえながらも、大作「夜叉ヶ池」演出の準備に忙しい。比呂志の一番のファンであり献身的に支える妻や、些細なことからお互いに口をきかなくなった娘も心配をするが、お構いなしに集団の俳優や、スタッフが家に次々と訪れる。溢れるアイデアを語る芥川。父、龍之介も愛した泉鏡花のこの作品を演出するのは彼の宿願でもあった。彼の脳裏に、晩年の父の姿や、終戦直後の1945年。自分のすべてを演劇にかけようと心に決めた日々が蘇ってくる‥‥。作・演出をいま演劇界で注目を浴びる内藤裕子が、先学の巨星芥川比呂志が過ごした情熱の日々を丹念に描く。 |
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芥川比呂志(1981年撮影)
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二十日鼠と人間 |
作=ジョン・スタインベック 演出=松本哲也(小松台東) |
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シアターX 12月6日[土]→14日[日] |
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出演=山口眞司、石田登星、石住昭彦、瑞木健太郎、玉置祐也、清田智彦、中田翔真、荒川大三朗、大野亮太、柿沼恵梨子 ほか |
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2024年「コウセイネン」での松本哲也氏(小松台東)との創作活動は、演劇集団円にとって大きな成果をもたらしました。松本氏との新たな協働は、名作「二十日鼠と人間」へと引き継がれます。本作は人間たちの望みと葛藤が乾いた現実の中で容赦なく埋もれていく様を描いた四日間の物語です。 現代社会においても抜け出せない混沌とした日常を生きる人々にとって、何が起きようとこの先も変わらない日々が続いていく姿を「日常の何気ない出来事を何気なく、あくまでシンプルに」捉える演出家・松本哲也氏の透徹した眼差しをもって描くことで、当時のスタインベックが見つめてきた同じ心象風景と繋がると信じこのプロジェクトは始動します。 |
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演出 松本哲也氏
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スタジオ公演やプラスワン公演なども準備中 |